杉花粉症の人・症状出現開始。喘息ではキュバールで効果の出る人も一部にいます。

1月ももう終わりに近づきました。まもなく2月です。今日は全国的に晴れたようですが、石川県地方も3月上旬の様に暖かで良く晴れました。下のパンフレットのような青空でした。
午前中の城北診療所の外来で、「杉花粉が飛び始めたのか、目が痒い、鼻がおかしい」という人が来られました。毎年非常に敏感な人で第一号の患者さんになる人です。午後の寺井病院にも同様の患者さんが来られました。多分、間違いなく飛散が始まったのでありましょう。杉花粉症の人は要注意です。この喘息ホットニュースの中にも、参考になる記事がたくさんあるはずですので、ご覧になってベストの対策を取って下さい。わかば2月号には花粉症の情報や「舌下免疫療法」の記事を紹介しました。時期や時代の進歩によって、対策はベストであるべきです。
喘息のコントロールについても、それぞれの人にあったベストの対策をとる必要があります。「押してダメなら引いてみな」という格言があります。治療がいつも同じパターンでは、同じ結果しか得られないでありましょう。フルタイドディスカスやパルミコートはずいぶんと普及をしております。私たちも必要な人に広く使用し絶大な効果をあげてきました。それでコントロールが出来、ベストの人はよいのです。
それらを使用していても、今一つコントロール不十分という人は①それぞれの吸入テスター(ディスカストレーナとかタービュテスター)で、うまく吸入できているのかどうか確かめる、②キュバールにかえてみる などが有効な人もいます。どういう人に適応があるのか、見極めも重要です。私の外来や成人喘息ゼミナールでは、その指導もしております。成人喘息の方のためには喘息患者学入門、ぜんそくなどの私の本でテスターやキュバールのことについて、詳しく紹介をしています。小児喘息の患者さんや親御さんのためには、小児喘息患者学入門、ぜんそくさんありがとうで写真を掲載し、解説しています。情報を得て学習して下さい。
http://www.wakabakai.org/cgibin/html/syoseki.htm
いつもいつも同じ治療、ワンパターンでよい人は別として、違う試みやテストにチャレンジすることによって、ずいぶんと良くなる人もいます。キュバールについて発売している会社のパンフレットを、「私の責任で私が公開してもよい」という許可が得られましたので、ぼちぼちと以下のパンフレットの中身なども、よいということであればやがて紹介してまいります。杉花粉症の人にも快適な日々を過ごしていただきたいし、喘息の人も今よりよくなる人が出現することを願っている喘息ホットニュースであり、わかば会だからです。良くならない人は全てキュバールを使えということではありません。一人一人にあった治療を探すことが大切だと紹介しているだけであります。会報わかばの情報や成人喘息ゼミナールでの学習を最終的にはおすすめしています。

別に今後キュバールだけの宣伝をするつもりは毛頭ありません。私たちの喘息ホットニュースやホームページをご覧になっている方々で、製薬会社関係の人や雑誌社、様々な方がおられるかと思います。「このような記事や紹介パンフレットをホームページ上に載せて下さってもいいですよ」と私に持ってきていただければ、私の判断で取捨選択をして、喘息患者さん方によいと思われるものは、情報提供させていただきたいと思っております。特定の製薬会社さんや雑誌社のお先棒を担ぐということはしてはなりません。これまでもそうでしたが、患者さんによいと思われるものの情報提供をしたいだけです。それをどう受け止めるかは、患者さんの責任・自由意志であり、ご覧になった方の判断です。
このような情報提供が、問題であるということになれば、それとおぼしきものは全てごみ箱に入れて、消したいと思っております。ご意見のある方がいらっしゃれば、私の方にメールその他で個人的に直接ご意見をお願いいたします。