「喘息患者さん論」というのは、いくつかあるかと思います。人によって違いがありますでしょうし、切り口によって違いが出てきますけれども、私なりに少し展開をしてみたいと思います。
あくまでも私論であり、参考までのものですので、ご容赦下さい。色々とご意見があったり、ご自身の持論があれば、掲示板の方に書き込んで、私及び皆様に教えて下さい。
喘息の重症度・そして努力する姿という点から考えると、ガイドラインではいくつかに細かく分かれていますけれども、簡単に大別すると三つに分かれると、私は考えております。
第一グループは、常時くすりを吸入したり服用しているというような人です。
第二グループは、かって、あるいは現在そういうことはあるけれども、喘息発作があろうがなかろうが常時、気をつけておられる人、コントロールされておられる人、一層良くなるように努力をされておられる人たちです。現在わかは会更新を開始しております。先週の金曜日までに会報わかば100名以上の方が更新されました。
第三グループは、具合が悪ければ治療するけれども、少し良くなれば止めてしまう、という人たちです。
石川県喘息友の会、小児喘息サマーキャンプ、成人喘息ゼミナールは、第二グループの人たちが、増加することを願って活動しております。
第一グループの人たちが常時くすりの吸入や服用、点滴からおさらばできるようにすることは、日本の喘息を良くするために必要なことです。くすりの常用から手や足、口を洗って行くためにお役に立とうとしているのですが、その方向に本を読んだり交流したり前向きに努力しようとする人と、そんな努力はしたくはないという人に分かれます。この前向きに努力をしようとする人たちに、第二グループに参加していただきたいのです。
第三グループの人たちも、第二グループに変化していただきたいのですが、その方向に努力する人と残念ながら「これまで通り」という人に分かれるようです。
第二グループの人たちが、この日本で増えることが、望ましいのではないでしょうか。喘息は良くし治してゆくことができる、その可能性があるとすれば、それを追求していこうではないかというのが、このHPの存在意義と目的です。
喘息患者さん論考 1
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