金、土、日と色々ありました

3月21日金曜日午後の外来に、杉花粉症の新患の方々が沢山来られました。午後2時15分から7時までの外来なのですが、喘息の方々を含め全部で51名診察しました。杉花粉減感作療法を1月に入ってから受けている患者さん方は比較的御無事ですけれども、民間薬や花粉グッズに頼っているだけの人のなかで「ひどくてかなわない」という人が、ひどそうな鼻や目をして来られました。
石川県在住の方々でも、「今年になって初めて花粉症の症状が出だした」という新患の方が、増加しているようです。喘息の方はコントロールされ、合併症以外は落ち着いている状況でありますが、杉花粉症増加の一途をたどり、今後の大きな問題になりそうですね。
①その外来終了後、3月の石川県喘息友の会役員会が開催されました。第7回成人喘息ゼミナールの受け入れ体制が議論され、皆様をお迎えする準備が整いました。その夕食交流会[:ビール:][:お酒:][:ジュース:]で、「清水先生ご苦労さん会」が共催されるそうです。2003年3月末に60歳で定年退職し、身分上は嘱託として現役と同じ条件や給料で仕事をしてきました。65歳の2008年3月末に、本格的に給料が大幅ダウンする嘱託となります。私は共催など想像もしていなかったのですが、ご苦労さん会を兼ねた夕食交流会にすると皆さんから言われました。役員会の皆様がお決めになることですので、「それでは、ハイ分かりました。従います」ということにしました。石川県喘息友の会や役員会のおかげで、今日まで歩んで来ることができたのですから、皆様方には感謝しかありません。
②3月22日土曜日の夜、玄田さん(城北病院看護師)の定年退職・「ご苦労さん会[:ビール:][:お酒:][:ワイン:][:カクテル:]」があり出席してきました。1978年に城北病院に就職され、1980年の喘息大学開校以来、喘息の患者さんと深いおつき合いをいただきました。小児科に移動されてからは、小児喘息サマーキャンプで大変お世話になりました。城北病院に通院していた喘息患者さんや喘息大学卒業生は、良くご存知の看護師さんです。石川県喘息友の会から、お礼と感謝の商品券を預かり、私も記念のプレゼントを2品、お贈りしました。なお玄田さんは、パートとして引き続き、城北診療所に勤務されます。このような人々のおかげで、今日があるわけですから、これも感謝です。
③3月23日日曜日、お昼に「石川県中央公園・香林坊側」で、高齢者医療制度に反対する集会と座り込みに参加してきました。75歳以上の方々も困りますが、65歳以上の身体障害者の方は75歳以上の高齢者でもないのに、75歳の高齢者並みの医療で十分だとその仲間入りを誘導され、本当に困ってしまいます。お国のためや米軍、防衛賞、大企業、公共事業に税金をよりたくさん回していかなければならない時代であり、粗末な安い医療で我慢してほしいという理由です。具体化をした厚生官僚が石川県の高齢者医療制度説明会で、「高齢者の医療費を大幅に削減する必要がある」と講演をし、本音を語りました。
そのような制度に入れられてしまう方々や御家族も困るでありましょうが、高齢者医療制度の人であるということで、粗末な医療しか出来なかったり、薬を減らさなくければならなくなったり、他科受診を控えさせなければならなくなる私たち医師の側も大変困るのです。そのような悪い制度を導入することは反対!!、4月からの導入をやめさせようとする人々がいることに感謝しなければなりません。
そんなことが、この3日間の間にありました。兼六園や香林坊の周辺に早桜が咲き始めるのが見えました。最後に自然の春の恵みにも感謝ですね。