石川社保協ニュース4/18 4

厚労省が「生活保護受給者にはジェネリックを使用させろ」と通知
厚生労働省が全国の福祉事務所に対し、「生活保護を受ける人には価格の安いジェネリック 医薬品”を使わせる」ことを指導するように通知して いたことが分かりました。気管支喘息患者さんの中には、生活保護を受けている人も多いはずです。しかも働くことが出来ずに収入が低いという重症の人が多いと思われます。その人たちにはテオドールやホクナリンテープは使うな、ジェネリック製品にしろ、抗生物質や降圧剤も同様だというものです。
今月1日、厚生労働省の社会・援護局保護課長から全国の都道府県や政令市などに 「生活保護を受けている方は、後発医薬品を使って いただくことになります」との通知が出されました。援護局保護という名前は、援護せず保護せずどういう意味なのでしょうか。国は医療費を目の仇にし減らす事ばかり考え、実行しているようです。
後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品は研究開発費があまりかからないため、先発の薬品に比べて「一般的に 価格が安く、効き目や安全性はほぼ同じ」とされています。
増え続ける医療費を抑さえるための政策のひとつとして、 厚生労働省はジェネリック医薬品が使われる割合を増やしたいと考えています。通知の中で厚生労働省は、福祉事務所に対し「生活保護を受けている人が正当な 理由も無く先発の薬品を使い続けた場合には保護の廃止も 検討するよう」求めています。
大阪府医師会の難波俊司 副会長は「どんな患者に対しても、同じ病気であれば同じ薬を処方したい。ところが、厚労省は「生活保護の患者さんには後発品を使いなさい」という指示を出 してきた。このことは我々にとっては許されない」と話します。
厚生労働省は今回の措置は「必要最小限度の保障を行うという生活保護法の趣旨目的にかんがみ、定めたものだ」としています。 ( 2008/04/16 19:18 更新)
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確かに本当にそのような通達を出したとすれば大変問題ですね。
とにかく毎日のように厚労省は私たちに問題提起してくれますね。