国は高齢者の医療費がどんどん増えるのを抑制するために、後期高齢者医療制度を導入したと語っています。みんなで支える制度であり、分かりやすく、高齢者のためになるものとしています。しかし本当はどうでしょうか。そういう名目で、75歳以上の人々全員に保険料の自己負担を導入し、「傷みを分かって頂く」制度です。
しかも国と自治体は負担を2年ごとの改訂ごとに減らし、後期高齢者と現役世代の両方に負担を増加・転嫁しようとしているのです。私たちが納めた国の税金をもっと高齢者に回し、大企業減税、米軍の思いやり予算、無駄な公共事業、官僚や政治家の私服の肥やしに回すのをやめて欲しいものです。