現在の天狗橋下流で、最低流量が放出され流れている状態と手取川中流・下流(明島放水路より下)の状況を写真で紹介します。その後に関係者に訴えた私のメールを紹介します。
これは天狗橋下流で、最低流量が放出され流れている状態です。
この写真は明島放水路より下、川北大橋の上で、いつもたくさんの鮎釣り人がいるところです。川幅が狭くなり水が少ないため誰もおりません。
川北大橋の下流に作られている「手取川・水辺プラザ」です。
用水の流れだけは特別に確保されていていました。
その横の手取川本流の状態です。川幅が狭くなり、水が少ししか流れていません。通常は滔々たる流れです。道路に写っている影は私がデジカメを構えて写している影です。この近辺には誘致された工場が沢山あって、地下水を大量に汲み上げるため、川の水がしみ込んでしまいます。
手取フィッシュランドの上流、たくさんの釣り人が入るトロ場ですが、毛ばり釣りの人が一人いるだけです。左側の水の流れを見ていただけば分かりますように、本当に少ししか水が流れておりません。写真の左が手取川本流の流れです。こんなこと信じられますか?
そのトロ場の下流です。普通は真ん中に中州を残すだけで川幅いっぱいに水が流れていたのです。
以下は関係者に送った私のメールです。
9月12日(金)、鮎友釣り仲間(城北診療所の患者さん)から夜8時過ぎにに、清水宅に電話がありました。
「鶴来の天狗橋から下(おそらく7カ用水取り入れ口である白山堰堤から下)の水量が最低に抑えられている。鶴来水位計ではー2.5メートル前後、流量は4ないし5㎥/秒で、水の流れは最低である。特に明島放水路(川北町)からいつも放出されている水が殆ど放出されていない、その結果、そこから下の手取りの本流は水が枯渇して、水たまりができているか、チョロチョロした流れしかなくなってしまった。鮎の友釣りは出来なくなってしまった」という内容でした。
以下をクリックすれば、白山堰堤から下の水の状況をライブ映像で見ることが出来ます。手取川の流れの各場所をクリックして見ます。
http://www.kanazawa-mlit.com/bousainet/live.html (刻々と変わるので、自分で調べるしかありません)の加賀南部エリア ライブ映像 で各場所をクリックし、見ます。
9月10日水曜日夕方までは、少なくともそのような状態ではありませんでした。11日木曜日にそうなったのか、12日金曜日の朝からそうなったのか、その人もわからないと言っていました。
そういう結果どのようなことになるか、以下に記載してみます。
①川の水の中にいる生物は殆ど死んでしまいます。鮎や川魚は鳥の餌になってしまうでありましょう。網が入れば一網打尽です。
②たくさんの釣り人が今年度は手取川に繰り出していましたけれども、この状態では殆ど釣れなくなってしまい、楽しみが奪われてしまいます。この影響が10月末まで続いてしまい、今年度はもうだめになるということです。浅野川が長い間の泥水で、放流された鮎が全滅したのに続いて、川北大橋前後から下の手取川下流もだめになるということです。
③川北大橋前後から下の川魚や生物が、水が枯渇し、川の流れがなくなって、殆ど生きていけなくなるということは、来年度春からの遡上に大きな影響を及ぼしてしまいます。
④石川県は「手取川水辺プラザ」を建設したり、親水空間の確保ということで、毎年のように、川の中をいじっております。土木事業だけは熱心にやられておりますけれども、肝心の本流の水の流れがなくなっては、親水どころではありません。
ここしばらく雨が降っていないためにやむを得ない、田んぼに現在「水は必要ではない」けれども、7カ用水の水は減らさない(そんな協定や基準があるのかもしれません)、そういう理由で、このような状態になっているのでありましょう。
しかし基準を少し代えて、親水空間が確保できるぐらいの水を一定量流す基準にするならば、①から④のような問題は起きません。石川県での唯一の大きな川の自然を守ることにつながります。
川の問題の管理に関しては以下のホームページから、刻々としたデータを得ることが出来ます。どこに管理や責任問題が分かるでありましょう。
http://www.kanazawa-mlit.com/bousainet/live.html の加賀南部エリアをクリックすれば、石川土木総合事務所が管理しているように思われます。
県会議員の尾西さんは議会中でたいへんお忙しいでしょうけれども、一度この問題で調べて頂くことが出来ないでしょうか。どなたかお伝え下さい。
市会議員の森尾さんの奮闘で、小橋の魚道に水が流れるようになって、金沢漁業協同組合の方々や石川鮎人会の人々はたいへん喜び、共産党の評判や権威が上がりました。
今度は尾西さんの評判が上がると嬉しいです。ただ私の書き込みは、厳密な調査や色々なところを訪問した上での話ではありませんので、この水枯れ問題について、今の段階では、県会議員として調査して情報を教えて頂きたいというところです。
いくら雨が降らないからと言っても、たかがここしばらく降らなかっただけです。大水にしたり渇水にしたり、河川管理は一体どうなっているのか、はっきりさせたくて書き込みました。
私個人の細やかな楽しみが奪われるという問題もありますが、毎年のように繰り返される、渇水問題、手取川本流の水枯れ問題を調整・改善することは、多くの釣り人の楽しみ確保や石川県の自然を守るという点で大事だと思います。
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清水 巍(たかし)
Eメール:zensokutomonokai@nifty.com
清水個人のブログ http://zensoku.in/blog/
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9月15日敬老の日に行われた中央公園での「後期高齢者医療制度廃止の座り込み」風景です。マスコミも取材に来ており、放映されました。
私は主催者の石川県社会保障協議会を代表して、参加者皆様への感謝と激励の挨拶を行い、完全に廃止するまで頑張りましょうと決意を述べました。
帰りに4高のそばを通ったところ可憐なコスモスの花が咲いているのを見つけました。秋風が吹き始めたのです。自公政権に秋風が吹き終わりが来て、政治の中身が変わること、後期高齢者医療制度が廃止されることを願いました。花の向こうに見える建物は旧県庁・今は生涯学習センターです。9月21日(日)には、その見える建物の中で、第3回社会保障学校が開催されます。興味のある方は御参加下さい。