私の教育講演の中で、尾辻医師に話をして戴くことになっていました。そこにバトンをつなげるにあたり、尾辻君が16歳の時に入院していたころのビデオを写しました。後ろ姿でしたけれども、そこに尾辻君が病棟の廊下を後ろ向きに、ひょこひょこ歩いている姿が写っているのです。
NHKテレビ局が取材をし、放映してくれたものです。東3病棟の多目的室では、毎日30人からの全国の喘息入院患者で、喘息体操を行っていました。
昨日は早朝5時台金沢発の特急しらさぎ号にて出発をして、岐阜で開催の日本アレルギー学会に参加をして、帰ってきました。会場では福井の大門先生に久々にお会いしました。「相変わらずおいそがしいのでしょう」と言われたのですが、「いえ、随分楽になりましたよ」と申し上げました。現在は入院の喘息患者さんを受け持っていないからです。入院される喘息患者さんは激減しました。当直や日直からも63歳で外れました。
上記のビデオが写っている頃は、30人ぐらいの入院喘息患者さんを受けもち、石川民医連会長や副院長、喘息大学学長としてのいろいろな活動も行っていたのですから、その頃と比べれば外来診療や患者会活動への関わりは全く同じでも、随分と楽になったと言えます。
ぜんそくのない生活へ2
日本アレルギー協会理事長・東京大学名誉教授 宮本先生のお言葉です。
記念誌から18
栃木県マロニエ会の方々のお祝いの言葉です。河野さんは毎年、成人喘息ゼミナールに参加され、私の診察や検査を保険診療で受けて来られましたけれども、毎年新たな問題が金沢で発見され、地元に帰って治療に成功しておられます。
患者様の健康や生命の延長に役立っていると実感される患者さん方です。
第8回ゼミ11/ぜんそくのない生活へ2/記念誌から18
- 第8回ゼミ10/ぜんそくのない生活へ1/記念誌から17
- 第8回ゼミ12/ぜんそくのない生活へ3/記念誌から19・ITわかば6月号の発行