藤井さんから報告
喘息大学17期生・兵庫県の藤井さんから報告です。貴重な報告を頂いたものであり、全国の喘息患者さんに読んで頂きたいと存じます。御本人の了解を得て、ここに紹介します。このような体験談は毎月のわかばにも掲載されていますので、まだの方は12月中にご入会下さい。そして藤井さんのようになりましょう。
親愛なる清水先生へ
ご無沙汰しています。私も、いつの間にか66才になってしまいました。そこで現況報告を兼ねて現在の心境をしたためてみました。
私は49才の12月に喘息を発病しました。軽い風邪症状が長い間続き、呼吸に喘鳴を伴いだし、やがて痰がからむようになり、病院での精密検査の結果「気管支喘息」と診断されました。
それ以降、短期間の間に呼吸困難のために4回も入院しました。このことは、それまで病気らしい病気などしたこともなかった私としては、大変なショックでした。
病気に対する対処方法も分からず、また、適切な治療をしていただける先生にもめぐり会えず、呼吸困難になる度に死を覚悟したものでした。
夜になる度にその症状が出るために睡眠不足となり、昼間はボンヤリと無気力状態。食欲は当然のように無くなり、体重もガタ減り。
仕事も中間管理職として難しい立場にいたため、どうしても無理をしてしまうことが多く、肉体的にも精神的にも追い込まれ、絶望的になり家族にも辛く当たったりしたこともありました。
そのような時に全国規模の患者会(喘息大学)の存在を知り、藁をも掴む気持ちで入会させていただきました。
(入学式当日の清水先生との個別面談も点滴をしながらの状況でした。)
そこで、自分の喘息がどのような喘息で、対処の仕方、予防の仕方、患者同士との意見交換会などを4年間に渡って学びました。
又、在学中に自然に親しむことも、自分の喘息には良いこを知ることが出来ました。
「日本野鳥の会」に入会したのもその頃でした。
現在はその喘息も、すっかり改善し、自分が重症の喘息患者であったことが嘘であったかのような快適な毎日を送らせて頂いています。
50才を前に一度人生をあきらめた人間ですが、今は北は北海道、南は九州沖縄と全国を股にかけての野鳥観察にバイクツーリングにと、忙しく飛び回っています。
野鳥にやさしく、人にやさしく、自然にやさしく、地球にやさしく、それを幸せと感じ、毎日を心の底から感謝の出来るやさしい人でありたい。
以上現在の心境を思いつくままにしたためてみました。
兵庫県 藤井菅雄 (喘大17期卒業生)
吸入療法ガイド32
小児喘息コントロールテスト(小児ACT)が紹介されています。
イナビル13
新型インフルエンザウィルスに対するイナビルの効果です。
藤井さんから報告/吸入療法ガイド32/イナビル13
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- 明日から新著発売/吸入療法ガイド33/イナビル14 /わかば11月号表紙