高知県鮎釣り紀行 13

長々と前置きが長くなりました。安田川に行くためには同じ高知県内とは言え、東洋町から車で片道1時間半、往復3時間かかるのです。安田川も野根川も優劣つけがたいほど今年度は条件が悪いということがわかりました。
それで6月1日の入漁券で示した「1日入漁証」を翌日も買い入れて、昨日釣れた場所を知っている野根川に出かけたほうが有利ではないかと考えたのです。それで出かけました。ところが解禁日の翌日は釣れた場所で1匹も釣れないのです。午前中とうとう1匹も釣れず全くの坊主でした。これでは1日頑張ったところで、ゼロが続くだけだと考えざるを得ませんでした。土曜日だから多くなるという漁協の話とは裏腹に、釣れないと分かっているためか釣人も全く少なかったのです。
お昼を食べた午後からは「釣れなくてもともと」、一時間半かけて安田川に「場所を移動すること」を決断したのです。時間が遅くなりますが、出かけたのです。そして安田川で5匹釣りました。手に持っているように大きな鮎もいました。野根川よりも清流で、鮎も綺麗でしたし香りもよかったです。鮎の味日本グランプリの鮎、5匹を入手することが出来ました。地元の釣人がよってきて、「ここはいつもは釣れる場所だけれども、解禁日の昨日、1日頑張って5匹だった」と語っておられました。3時間で5匹ですから、よしとして「納竿」しました。
意気揚々と一時間半かけて、東洋町にまた戻ったのです。以上が最終結果でした。これで長かった高知県鮎釣り紀行は終わらせて頂きます。長い間ご愛読下さった皆様、有り難うございました。