第56回日本アレルギー学会秋季学術大会参加報告

1)難治性気管支喘息が10%~20%存在することの問題が多方面から検討された
  軽症、中等症は薬物でのコントロールが容易となった
 ①罹病期間が長く、ステロイド吸入に到達するまでに時間のかかった患者さん、副鼻腔炎の合併患者さんには重症が多い
 ②末梢気道病変に炎症のある人があり、キュバールが効果があるかもしれない
 ③好中球の関与している喘息に重症の傾向がある
 ④スピリーバが高齢者喘息で効く人がいる
 ⑤呼気NO濃度が炎症と相関する
   NIOX MINO という安い装置が出たという話があった
2)免疫療法の進歩
 ①スギ花粉症に対する舌下免疫療法が進んでいる
 ②食べるワクチン、ペプチドを稲に作らせ、杉花粉症緩和米として摂取して治す。実現したら画期的。
 ③花粉症ワクチン療法の研究・開発が進行中
 ④アスピリン不応期の延長を図る
3)私の発表は「もう終わったはずだ」などと、パソコン受付時に受付担当者に言われドキっとしたが、その人の間違いだった。
  質問は「教育に集まらない人をどうするか」というものだった。おかげさまで無事に発表を終えることができました。