困っている人たちも参加する「わかば会」、第6回成人喘息ゼミナールへ

私が今年度頂いた年賀状は今のところ、770通ほどです。皆様のところは如何でしょうか。私の場合は患者さんからの年賀状というのが多いです。以前に体験入院された人、喘息大学を卒業された人、成人喘息ゼミナールに参加された人、外来の患者さんや全国各地の講演会や交流会でお会いした人がほとんどです。
以前と比べて、私たちとの出会いを通じてほとんどの人がよくなっておられます。もちろん近くの先生や御家族のおかげがあるわけですけれども。たったひとりだけが依然としてよくならないと書いておられました。よくならない人がひとりだけで、あとはみんな良くなっているということです。逆に言えば、以前はとてもひどかったので、現在も年賀状での近況報告や交流が続いているのでありましょう。
「第6回成人喘息ゼミナールや第3回喘息大学同窓会に参加するのを楽しみにしています」と書いてくださった方々も、何人もおられました。良くなった人がさらによくなって行くための「わかば会」、第6回成人喘息ゼミナールにしていかなければならないことは言うまでもありません。
しかし全国でまだまだ困っている人たちがたくさんおられるはずです。その人たちがこれまでの参加者と同じように、見違えるほどよくなりましたと言って下さるような「わかば会」「第6回成人喘息ゼミナール」にして行く必要があると思います。
一例をあげれば、好酸球性中耳炎やアレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・ストラウス症候群)、アトピー性脊髄炎、喘息と合併した血管炎で悩む人は全国で多くいるはずです。疾患そのものを良くする個別的努力、喘息を含めて総合的によくする努力はただの喘息をよくする以上に必要です。体験交流会も役に立つはずです。
その人たちの体験交流というのは日本には全くありません。気管支喘息がコントロールしやすくなったように、いずれはこの合併症も克服される日がくるでしょう。そういう人たちがわかばで交流し、成人喘息ゼミナールで交流の場を持つことは、難治性、重症喘息を克服して来た体験交流会と同じような意味を持つはずです。喘息大学卒業生やわかば会会員の中には、すでに克服し改善した人たちが何人もおられます。そのような体験を交流し合うことは重要なことではないでしょうか。
今度はそのような人達からも、「おかげさまでよくなりました」という年賀状がやがていただける日がくるように、「わかば会」、第6回成人喘息ゼミナールを準備してまいりたいと思います。私ももっとよくなりたいという人は参加申し込みをぜひともなさって下さい。
http://www.wakabakai.org/annai.html
喘息ホットニュースの「医療」の以下を参照して下さい。
第6回成人喘息ゼミナール募集案内発表
2007,01,01, Monday/author :清水巍