厚生労働省が検討を始めると、現在の国会情勢では何でも通ってしまうのが、現状です。
パソコンの事ばかり2回つづけましたので、入院医療の危機が訪れるかもしれないということで、本日は喘息ホットニュースをもう1つ合計2つ目をアップさせていただきます。以下をご覧下さい。
http://health.nikkei.co.jp/news/top/ この中の入院医療に関する記事です。
これが現実化すると、確かに入院医療費は減るかもしれせません。しかし喘息で入院すると、なるべく検査もしないし、治療も安上がりでやる、くすりも十分に使用しないで退院させてしまうというような問題が起こってくる問題が出るのです。厚生労働省はこのような問題が起こる可能性については、全く言及しておりません。喘息での入院の定額医療費が少なければ、高い治療費のかかる喘息患者は入院をさせないという事態さえ起こるかもしれません。
ご承知のように喘息には、ピンからきりまであります。重症で入院する場合もあれば、軽症、中等症で入院する場合もあります。これまでたくさんくすりを外来で使っていた人が入院する場合もあるし、点滴をたくさんしなければならない入院もあるかもしれません。すべての喘息の入院が一律定額になるということが、許されてよいのでしょうか。療養病棟や介護療養病棟の中では定額医療費がすでに実行され、重症の人は入れないという問題が起こっております。病院側がそういう人を入院させると赤字となり持ち出しが多くなるからです。喘息の軽症の人は入院させるけれども、重症の人は入院をお断りするという事態になりかねません。
健康保険の財政に国は援助しておりましたが、国の援助を減らしたかわりに保険料を上げたり、自己負担を増やしました。国民健康保険も全く同様です。このような事には全く触れることなく、医療機関と患者さんにこれまで以上に犠牲と負担を押し付けるような入院医療政策が実行されれば、次は外来も同様になって行くのがこれまでの道筋であり、時間の問題です。何とかこれらはストップさせようではありませんか。
トヨタが世界一の自動車メーカーになったり、大企業は空前のもうけを誇り景気は回復したとしております。国際競争力をつけるため、いちだんと企業減税が必要だと訴えております。それはどうも実現しそうです。防衛庁は防衛省になりました。憲法9条含めて、憲法改正を実現すると安倍内閣は公然と主張しております。掲示板で小倉さんが訴えておられますが、このような問題についても喘息ホットニュースも黙っているわけにはいかず、皆さんのご意見を聞きたいと思います。世論の盛り上がりがないと、美しい日本ではなく、いつか来た道を今度はアメリカと共にたどる暗い日本になりかねません。皆さんのご意見は如何でしょうか。
喘息の入院医療は崩壊する ?
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