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275. 羊と共に新年を祝いましょう
喘息をよくし治すために(275)
喘息大学学長 清水 巍
新年おめでとうございます。共に「この新年を迎えることができたこと」を喜びましょう。
今年の年賀状の羊は、12年前の羊が毛糸で編物をし始めて、マフラーを完成したというデザインが話題になったそうです。いい話ですね(右下)。しかし、左下の詩を読んでみて下さい。毎年、新年の恒例だった野口さんの新年の詩です。
「祥」という漢字の右には「羊」が入っています。「めでたい」という意味だそうです。「吉祥」などと使われます。 同様になんと沢山の漢字の中に羊が入っているのでしょう。 「めででたい、よい大事な意味を持つ漢字」が多いようです。
8000年に及ぶ羊と人間の関りが、このような漢字の由来となったそうです。私も知りませんでした。羊年の人、おめでとうございます。御存知だったでしょうか。
わかば会は40周年を迎え、41年目に入ります。喘息とのつながりも、この羊のように役立っていきたいものですね。
今年のテーマは、「健康寿命延長の基礎」を点検し、再確認し、経年的に改善を図っていくことではないでしょうか。ステロイド吸入は「食前に吸入し、喉のウガイと口すすぎのウガイをしっかりやって、それから食事をし、口やのどにある吸入ステロイド成分を食物や唾液と共に、食道、胃の方に流し込む」、実行が忘れない習慣を作り、喉嗄れや口腔・咽頭・食道・胃カンジダ症になる副作用を防ぐ「最も良い方法」というのは、会員に定着してきました。
「口から吸った吸入ステロイドや合剤は、口をつぐみ鼻から呼出する。もう一度、今度は鼻から十分息を吸って肺の奥に空気を吸い込み、気道のスペースに残っていた成分を肺胞の奥スミズミに届ける、その後鼻から呼出して終わりとする」 鼻呼出法が、鼻や耳開口部の好酸球性中耳炎を抑え、鼻や耳をよくし、その結果、「喘息もよくなる」、それも実証され定着しました。
同様に、以下の表を切り抜き、「喘息日誌」改訂新版・2009年版648円(IT通販部や清水外来、城北病院売店で販売)最後のページ 「日誌を提出するにあたって」のスペースに貼りつけ、主治医にも見せながら、経年的な管理を行って下さい。
5月のゼミナールや各地交流会、喘息相談デーでのFAXや手紙・メール相談などで上の表を私に見せ相談に利用して下さい。皆様のご意見を入れて改善していきます。今年の羊年を健康寿命延長元年にしましょう。