「喘息の発作が起こらないのだから、ま、いいか」ということで、日本中の治療が行われているのが現状でありましょう。必要以上の薬が投与されている場合もあるし、適切な場合、少な過ぎる場合もあるでしょう。
「3ヶ月以上安定していれば治療のステップダウン」を試みると、日本の喘息治療ガイドラインに書いてあります。その指導を十分に受けている成人喘息の人は少ないのではないでしょうか。成人喘息の方でステップダウンをご希望の方は「喘息患者学入門」「ぜんそく」の本を
http://www.wakabakai.org/cgibin/html/syoseki.htm
読んでステップダウンを検討して下さい。
小児喘息の場合は、「重症度に応じて、数週間~数ヶ月間の無発作の経過を観察した後に行う」
乳児喘息の場合は、「上記と基本的に同じであるものの、年長児と較べ発症期間が短いため短期間で可能な場合がある。3ヶ月が一応の目安となるが、重症は慎重に行う」
と、ガイドラインに明記されています。詳しく知りたければ「小児喘息患者学入門」を読んで下さい。
喘息Q&Aに1月18日に入った質問、1月19日の回答は成人喘息の場合ですが参考にして下さい。
http://www.zensoku.in/cgi-bin/2nd_bbs/2nd.cgi
第6回成人喘息ゼミナールに参加すればステップダウンの個別指導、勉強、体験交流が可能です。関心のある方は申し込んで下さい。
http://www.zensoku.in/cgi-bin/topics/topics.cgi
喘息医療のステップダウンについて
- 2007年アレルギー週間について
- アレルギー性肉芽腫性血管炎の発症