加南支部「若葉会」結成40周年祝典61

写真を拡大してご覧になって見て下さい。私もマイクを持っておりますが、もう一人の女性がマイクを持っておられます。前の方で歌っておられるのですが、ソプラノ歌手のように高く美しい声で歌っておられます。皆さんも一度聞いたら、忘れられないでありましょうね。
その方は知る人ぞ知る M さんです。喘息はもともとコントロールされていたのですが、鼻の匂いがないということで、私の外来で治療を開始されました。匂いが完全に復活し、第7回成人喘息ゼミナールの体験交流会では「匂い復活の体験」を鼻の問題のグループで、冒頭にお話をされます。
わかば3月号をご覧になって、「第5班 鼻の匂いが戻った人の体験を聞いての交流会」というのがあるのを知り、「自分も以前から匂いがない」ということで、第7回成人喘息ゼミナール参加を申し込まれた人がありました。「匂いがない喘息の患者さん」は相当数おられるようですよ。ひとりひとりに「あなたは匂いがありますか」と聞いてはいないものですから、本人に申告していただかないことには分かりません。3月号のわかばは、この点で役立ったようです。
M さんは匂いが戻っただけでなく、御主人と共に娘さんや娘さんの御主人、お孫さんが住んでおられるオーストラリアに長期滞在旅行に行ってこられました。オーストラリアでも家事いっさいを取り仕切っておられたそうです。その元気活躍ぶりにはビックリさせられますし学ばされます。その体験も第7回成人喘息ゼミナールで皆様に語っていただきたいものですね。かっては点滴をされたり、喘息発作で入院されたこともある人だったのですから。