米国でも小児喘息受診回数増加

日本での小児喘息患者さんの増加が過去最高となり、10年間で2倍以上になっていると毎年報道されています。
米国でも、1980年~95年に2倍以上となり、2005年には18歳未満の小児の9%、650万人が小児喘息との報告がメディカルトリビューン2007年1月18日号に掲載されました。

小児喘息の受診回数も1990年に、1000人あたり40回未満だったのが、2004年には同89回になったそうです。日本は米国の後を追っているという指摘がありますが、これ以上の増加に歯止めをかけるべく、「小児喘息患者学入門」「ぜんそくさん、ありがとう」「ぜんそく」の本の普及、「わかば会」の普及が望まれます。
「納豆でダイエットできる」というテレビ番組の宣伝で、石川県の食品スーパーから納豆が消えたと、成人喘息患者さんも話をしていました。それが「誤報で根拠なし」と謝罪の報道がありました。
アマゾンショップを見ていても、喘息に関して色々とそれは本当かなという本が売れ、宣伝されています。そこに書かれていることが本当なのかどうか吟味検討が重要でしょう。子どもさんの喘息のためにはよい、正しい努力や啓蒙が特に必要です。子供さんは親の言うとおりせざるを得ないからです。