気管支喘息と上手につきあうために 6/最も上手なつきあい方紹介 4 と その他

高齢化社会となり、高齢者の喘息が増えているだけでなく、高齢者の喘息死が、他の年齢層と比較して多いと指摘されております。

タバコを吸いつづけることによるCOPD患者さんが増加してますが、喘息の人がタバコを吸い続けますとCOPDを合併するだけでなく、より重症患者となります。
また呼吸器感染症を合併する高齢者の方々も増加しており、禁煙及び呼吸器感染症の予防が、悪化しないために大切です。「もっと早くタバコをやめればよかった」「インフルエンザワクチンや肺炎双球菌予防ワクチンをしておけばよかった」ということのないように、主治医と相談をして下さい。
最も上手なつきあい方紹介 4
上記の図や文に書いてあることは常識です。しかしそれさえも、遅れがちとなります。どうしてでしょうか。「今のままでも何とかなるのではないか」という甘い予想や期待、「自分だけは大丈夫」というような考え方が邪魔するのです。それを脱することが重要です。それは、他人の姿を「他山の石」とする機会を増やせば、脱出しやすくなります
喘息には、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などの合併症のほかに、好酸球性副鼻腔炎、好酸球性中耳炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎などの合併症があり、それらをわかば成人喘息ゼミナールなどで、その克服体験を聞き学ぶことの大切さはすでに紹介してきました。
高齢化が進むと実は余病併発も多くなるのです。などの余病も併発しやすくなる傾向があります。禁煙と感染症予防だけでは、よりよく生きていくためには不十分です。関東地方から「今度のゼミナールに参加して、私の生還・克服の体験を話します」という申し出を受けました。脊柱管狭窄症の手術が成功したので、ゼミにはぜひとも参加するよう頑張りますという話も頂きました。
こういう経験も自分の目で見て、自分の耳で聞き「他山の石」とする経験を持つことことが、高齢化社会を健康に生き抜いて行くために必要です。喘息の付き合い方として、上手な付き合い方と言えます。
本日、郵送[:郵便局:]わかば2月号が発送されます。その中に第8回成人喘息ゼミナールの予定と2009年度会員更新の振替用紙があります。御活用下さい。
http://zensoku.in/a.pdf
http://www.wakabakai.org/nyukai.html
その他のニュース
インフルエンザ[:にわとり:][:ひよこ:]や新型インフルエンザの検出キットのニュースが紹介されております。有効となれば、無駄な医療費が削減されることになり、きちんと診断されることにより救われる患者さんも多くなります。朗報の可能性があります。
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2009020709082h1
今年4月から、国民健康保険料が値上げされる予定です。その問題について解説しているチラシです。皆様のところは如何でしょうか。